オーガズム編


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男性と女性の根本的な違い。

まず男性のオーガズムについて、考えてみよう。
男性は原則的に1回の性交について1回のオーガズム(射精時)を経験する。前項にも書いたが、女性のオーガズムの快感に比べたら、微々たるものといわざるを得ない。それでも射精イコール必ずだれでも経験できるものである。又、その時のコンディション、あるいは女性側の状態、体位等によって快感度合いが違ってくる。経験から判断すると、1回目の射精よりも、2回目の方が。あるいはじっくり時間をかけて興奮状態を維持し、できるだけ我慢をしてからの方がより快感度が高まるように思われる。
いずれにしても、男性のオーガズムは単純で、時間にしてもほんの数秒から精々数十秒にして終わってしまう。

さて、一方の女性のオーガズムだが、これが又、複雑怪奇。人により先差万別。同じ女性でも、その時々によりまったく違った反応を示す。
まったくオーガズムを経験したことが無い人もいれば、1回の性交中に何十回とイク女性もあり、オーガズムの快感も軽くイッた程度の人から、はては痙攣状態や失神までしてしまう人までいる。
これも男性のテクニック、ムード、体調、生理周期などが微妙に関わってくるようだ。
過去の経験も大きな要素で、年齢の高まるほど感覚が開発されると言われている。よく出産を経験すると以前とはまったく違ったオーガズムを得られるようになったと言う話もよく耳にする。
10代や20代でイッた感覚はおそらく軽いもので、それはそれでオーガズムに違いないのだが、まだまだ序の口という処なのかも知れない。
 さて、オーガズムを科学的にみてみると、女性は性的刺激を受けると、徐々に興奮状態に入ると、膣内のバルトリン腺から粘液が分泌し、膣を潤しペニスを受け入れる態勢が整えられる。さらに興奮が高まると呼吸が荒くなり、あえぎ声も漏らすようになる。このとき吸う呼吸の方が強く、いわゆる過呼吸におちいり、酸素過多によって失神状態をひきおこす女性がいる。
この状態になると、もう周りの状況は見えなくなり、自我の世界に入り込んだ状態となる。男性がどんな時点でも、どこかでは醒めた意識があるのに比べて大きな違いを見せる。オスというのは太古の昔から、家族や自分を外敵から守らなければという本能の所以だろうか。
そして、快感がピークに達したとき、オーガズムを迎えます。男性は射精後すぐに快感が引いていきますが、女性はオーガズムの時間が長く、人によっては、何度も何度も波のように押し寄せ快感を堪能する事ができるのです。女性がオーガズムを迎える時の感覚は、人によって様々ですが、「空にふわふわ浮かんでいるような感じ」、「すーっと落ちていくような感じ」、「頭が中が真っ白になったよう」などと表現されます。
そして、このオーガズムも人により、1回上り詰めると後は軽い快感しかないタイプ。オーガズムが2〜3回は続くタイプ。強い快感が連続して何度もやってくるタイプ。上記のオーガズム状態まではいかずに軽い快感が長い間持続するタイプ。といろいろです。
ほとんどの女性がオーガズムを体験できるのですが、中には不幸にして、オーガズムを知らない女性もいます。又、オナニーではイケても男性とのsexではダメという方もあります。この原因は、パートナーとの相性、男性との愛情不足、テクニック、愛撫不足、精神面の問題、膣内の傷ただれ等による苦痛感などいろんなことが原因と考えられます。
女性のsexに理解のあるパートナーならいいのですが、この世の中、無知の男性があまりにも多く、そのため不感症や、夫婦の性生活で悩んでいる女性があるのは残念です。


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